ルパフィンQ&A

Q.腎機能障害患者へのルパフィンの投与は?

A.
腎機能障害患者への投与について、電子化された添付文書(電子添文)には、以下の記載があります。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
活性代謝物であるデスロラタジンの血漿中濃度が上昇するおそれがある。


ルパタジンは、未変化体での排泄はほとんどなく、CYP3A4により速やかに活性代謝物であるデスロラタジンへ代謝され、排泄されます。また、ルパタジンと類似構造を有するロラタジンを腎障害患者に単回経口投与したとき、ロラタジンの活性代謝物であるデスロラタジンのCmax及びAUCが増加することが報告されています。これらの情報を参考に、電子添文の記載を設定しました1)

<参考>
国内使用成績調査(調査期間:2018年1月~2020年12月)では、安全性解析対象症例2,724例中、腎機能障害を有する患者が29例含まれていました。腎機能障害患者29例において、副作用は「浮動性めまい」、「悪心」、「傾眠」(いずれも非重篤)が各1例に認められました2)
参考資料: 1) インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意
2) 帝國製薬:ルパフィン錠10mg 使用成績調査 結果のご報告(2022年)

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[ 2024年6月 更新 ]

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