A.
電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
作用が強くあらわれるおそれがある。
リーゼは肝臓で代謝されて尿中及び糞中に排泄されるため、腎障害患者では排泄が遅延する可能性があります1)-3)。
弊社にて腎障害患者・透析患者にリーゼを投与して薬物動態等を検討したデータはありません。
ご参考までに、ヒトでは投与量の約33%が代謝物として60時間で尿中に排泄されましたが、未変化体は投与量の約0.5%以下でした。主に代謝物(3種のエチル基の水酸化体及びそれらのグルクロナイド※)として排泄されました2)3)。
※代謝物は薬理活性を有しますが、その中枢作用はクロチアゼパムに比べれば弱いとされています3)。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.慎重投与内容とその理由 |
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2) |
インタビューフォーム Ⅶ.薬物動態に関する項目 6.排泄 |
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3) |
インタビューフォーム Ⅶ.薬物動態に関する項目 5.代謝 |
[管理番号:16378]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年5月 更新 ]