Q.授乳婦へのオメプラゾンの投与は?
A.
授乳婦への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット経口5mg/kg)で、母乳中へ移行することが報告されている。
【乳汁への移行性】1)
授乳期のラットに14C標識オメプラゾール5mg/kgを経口投与したとき、乳汁中には血漿中より1~4倍高濃度の放射能が移行しましたが、移行した放射能は血漿中放射能とほぼ平行して消失し、24時間後には最高値の4%に低下しました。
授乳婦に投与したときの母乳への移行性や有効性・安全性について、弊社で検討した臨床データはありません。
参考資料: |
1) |
有馬 徳行 他:薬物動態/3/6/00723~00738/1988 |
[管理番号:4640]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2023年12月 更新 ]
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