A.
ヒトにおけるオメプラゾ-ルの過量投与について、2400mg(通常臨床用量の120倍)の報告があります。 症状は多彩で、錯乱、傾眠状態、霧視、頻脈、嘔気、嘔吐、発汗、潮紅、頭痛、口渇等、通常の臨床経験で見られるものと同様でした。オメプラゾールの単独投与では、症状は一過性で重篤な結果は報告されていません1)。
なお、過量投与の際の特別な解毒剤は知られていません。蛋白結合率が高いので、容易には透析除去できません。過量投与した場合の処置は、対症および支持療法になります1)。
<参考>
血漿蛋白結合率:96.0~97.8%(オメプラゾール20mg、単回経口投与、限外ろ過法)2)
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 13.過量投与 |
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2) |
岩崎 一秀 他:オメプラゾン錠文献集(1991年)p.165~174 |
[管理番号:10503]
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[ 2023年12月 更新 ]