Q.透析患者へのノバスタンの投与は?(脳血栓症急性期や慢性動脈閉塞症に使用する場合)
A.
電子化された添付文書上は特に注意喚起されていません。
アルガトロバンは血中で蛋白と可逆的に結合するため、透析によって除去されません。慢性腎不全患者の透析時にアルガトロバンを持続注入したところ、ダイアライザー通過前後においてアルガトロバンの血中濃度に有意な変動は認められませんでした1)。
また、アルガトロバンは胆汁中に速やかに排泄されるため、蓄積しにくいと考えられます1)。透析患者でのアルガトロバンの血中半減期は約30分であり1)、腎機能正常例における半減期(β相で30分2))と同程度でした。
参考資料: |
1) |
松井 則明 他:人工臓器/11/2/00525~00528/1982 |
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2) |
長沢 洋 他:臨床薬理/12/3/00359~00375/1981 |
[管理番号:4567]
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[ 2024年5月 更新 ]
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