A.
重大な副作用は以下の通りです1)。
なお、副作用に関する最新情報につきましては、電子化された添付文書をご確認ください。
11.1 重大な副作用
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(冷感、呼吸困難、血圧低下等)があらわれることがある。
11.1.2 骨髄抑制(0.1~5%未満)
汎血球減少、無顆粒球症(前駆症状として発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合がある)、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制、再生不良性貧血があらわれることがある。
11.1.3 感染症(0.1~5%未満)
呼吸不全にいたるような肺炎(ニューモシスティス肺炎等を含む)、敗血症、サイトメガロウイルス感染症、帯状疱疹等の重篤な感染症(日和見感染症を含む)があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、抗生剤、抗菌剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.4 結核(頻度不明)
11.1.5 劇症肝炎、肝不全(いずれも頻度不明)
劇症肝炎、肝不全、肝組織の壊死・線維化、肝硬変等の重篤な肝障害(B型又はC型肝炎ウイルスによるものを含む)があらわれることがある。
11.1.6 急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー(いずれも頻度不明)
急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー等の重篤な腎障害があらわれることがある。
11.1.7 間質性肺炎(0.1~5%未満)、肺線維症(0.1%未満)、胸水(頻度不明)
間質性肺炎、肺線維症、胸水等があらわれ、呼吸不全にいたることがあるので、投与開始後は観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線検査、胸部CT検査、血液ガス検査、血中KL-6測定等を行い、本剤の投与を中止するとともに、ニューモシスティス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れ副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.8 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群等の重篤な皮膚障害があらわれることがある。発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.9 出血性腸炎、壊死性腸炎(いずれも頻度不明)
出血性腸炎、壊死性腸炎等の重篤な腸炎があらわれることがあるので、激しい腹痛、下痢等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.10 膵炎(0.1%未満)
11.1.11 骨粗鬆症(頻度不明)
骨塩量減少等の異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.12 脳症(白質脳症を含む)(頻度不明)
11.1.13 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)
本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察すること。意識障害、認知機能障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、構音障害、失語等の症状があらわれた場合は、MRI による画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
[管理番号:16078]
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[ 2024年8月 更新 ]