A.
リプルは微細な脂肪乳剤粒子中にPGE1を含有させたリポ化PGE1製剤です1)。
・脂肪粒子は炎症部位や障害血管に分布しやすい特性を有しており、リプルは病変部位に効率よくPGE1を集積させることができます2)3)。
・PGE1は、生体内(主に肺)で速やかに不活化されるため大量投与が必要でしたが、PGE1をリポ化製剤とすることで肺での不活化が軽減し4)、静脈内投与量が低減されました5)6)。
・投与時間の短縮(点滴静注の代わりに「緩徐に静注」すること)が可能です7)。
参考資料: |
1) |
水島 裕 他:基礎と臨床/19/11/05871~05883/1985 |
|
2) |
Sim AK, et al.:ARZNEIM-FORSCH DRUG RES /36/8/01206~01209/1986 |
|
3) |
名倉 一晶 他:基礎と臨床/20/10/05195~05205/1986 |
|
4) |
江角 凱夫 他:基礎と臨床/20/9/04399~04428/1986 |
|
5) |
星 恵子 他:医学のあゆみ/134/4/00291~00295/1985 |
|
6) |
阿岸 祐幸 他:臨床医薬/2/9/01269~01289/1986 |
|
7) |
電子化された添付文書 |
[管理番号:11580]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年1月 更新 ]