Q.クレメジンの作用機序は?
A.
尿毒症毒素(ウレミックトキシン)は通常腎臓より尿中排泄されますが、腎機能の低下に伴い尿中排泄量が低下すると、体内に蓄積して尿毒症症状を引き起こします
1)-3)。
クレメジンは、腸内で産生または消化管に分泌される尿毒症毒素を消化管内で吸着し、便とともに排泄されることにより、尿毒症毒素を体外に除去します。その結果、尿毒症症状を改善し、腎不全の進行抑制および透析導入の遅延をもたらすと考えられています
4)-6)。
(図は総合製品情報概要より抜粋)
参考資料: |
1) |
Vanholder R, et al.:KIDNEY INT/63/5/01934~01943/2003 |
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2) |
Duranton F, et al.:J AM SOC NEPHROL/23/7/01258~01270/2012 |
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3) |
Vanholder R, et al.:J AM SOC NEPHROL/25/9/01897~01907/2014 |
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4) |
小出 桂三 他:日本臨牀/43/S000/00422~00440/1985 |
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5) |
越川 昭三 他:腎と透析/21/1/00199~00206/1986 |
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6) |
Kanai F, et al.:JAPANESE JOURNAL OF NEPHROLOGY/28/9/01249~01259/1986 |
[管理番号:10491]
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[ 2024年8月 更新 ]
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