A.
使用成績調査(保存期慢性腎不全患者の有効性解析対象症例1,848例、1日服用量4.9±1.4g※1、服用期間24週間)における成績は、以下の通りでした1)。
■腎不全進行抑制(血清クレアチニン値上昇抑制):血清クレアチニン値逆数傾斜(10-5dL/mg・週)※2の平均値は、クレアチニン投与前が-445、投与後が-105でした(p=0.0001、対応のあるU検定)。
■透析導入遅延(未透析率):24週の未透析率は、全症例で84.6%、投与開始時の血清クレアチニン値が開発時二重盲検比較試験の選択基準(5.0~8.0mg/dL)と同じ症例で73.0%でした。参考値として、開発時二重盲検比較試験のプラセボ群の未透析率は55.5%でした。
※1 用法及び用量について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
6. 用法及び用量
通常、成人にクレメジン原体として1日6gを3回に分割し、経口投与する。
※2 血清クレアチニン値逆数傾斜(1/S-Cr傾斜):血清クレアチニンの逆数を時間に対しプロットして得られる近似直線の傾き。腎不全進行をみる1つの目安として用いられます。
参考資料: |
1) |
秋澤 忠男 他:腎と透析/45/3/00373~00388/1998 |
[管理番号:10488]
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[ 2024年8月 更新 ]