Q.イムセラ初回投与時に必要な検査は? 検査のために入院する必要がありますか?
A.
イムセラ初回投与時に必要な検査について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
8. 重要な基本的注意
8.1 本剤の投与開始時には心拍数低下、房室伝導の遅延が生じることがあるため、本剤投与開始前及び投与中は以下の点に注意すること。
8.1.1 初回投与後少なくとも6時間はバイタルサインの観察を行い、初回投与前及び初回投与6時間後に12誘導心電図を測定すること。また、初回投与後24時間は心拍数及び血圧の測定に加え、連続的に心電図をモニターすることが望ましい。
これらの検査のため、入院して初回投与を行って頂くようお願いいたします。
なお、以下のような患者では、特に慎重に観察して頂く必要があります1)。
・第Ⅱ度以上の房室ブロック、洞不全症候群、虚血性心疾患又はうっ血性心不全のある患者
・心拍数の低い患者、β遮断薬を投与中の患者、カルシウム拮抗薬を投与中の患者又は失神の既往歴のある患者
・低カリウム血症、先天性QT延長症候群又はQT延長のある患者
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.重要な基本的注意とその理由 |
[管理番号:9316]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年12月 更新 ]
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