イムセラQ&A

Q.クラスⅠa又はクラスⅢの抗不整脈剤とイムセラを併用できますか?

A.
クラスⅠa又はクラスⅢの抗不整脈剤との併用について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.5 クラスⅠa(キニジン、プロカインアミド等)又はクラスⅢ(アミオダロン、ソタロール等)抗不整脈剤を投与中の患者

10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
クラスⅠa抗不整脈剤
 キニジン(硫酸キニジン)
 プロカインアミド(アミサリン)等
クラスⅢ抗不整脈剤
アミオダロン(アンカロン)
ソタロール(ソタコール)等
Torsades de pointes等の重篤な不整脈を生じるおそれがある。 本剤の投与により心拍数が低下するため、併用により不整脈を増強するおそれがある。

イムセラの投与開始時には、心拍数の低下や房室伝導の遅延が生じることがあり、休薬後に投与を再開する場合にも、心拍数及び房室伝導に対する影響が再発するおそれがあります。Torsades de pointes(TdP)が報告されているクラスⅠaやクラスⅢの抗不整脈剤との併用経験はなく、併用した場合、特にイムセラ投与開始時の心拍数低下によりTdPが生じる可能性が否定できません1)
参考資料: 1) インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用

[管理番号:9304]

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[ 2024年12月 更新 ]

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