A.
錠剤、カプセル剤、注射剤のいずれの剤形においても耐性が生じたとの報告は入手していません。
本態性高血圧患者(20例)に10年間以上単独投与した報告では、投与開始2週間以後、血圧は上昇することなく正常域でした。血液化学検査に影響は認められず、血液、肝機能、腎機能、電解質、糖・脂質代謝に臨床上問題となる異常は生じませんでした1)。
また、ヘルベッサーRカプセルの長期投与試験(労作・安静狭心症(15~43週間)、異型狭心症(14~58週)、本態性高血圧(52週))において、有効性および安全性が認められたことが報告されています2)-4)。
注射の長時間使用(最長620時間)では、点滴静注を行った全例で十分な血圧のコントロールが得られました5)。
参考資料: |
1) |
前橋 賢:治療学/24/11/01329~01332/1990 |
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2) |
神原 啓文 他:臨床医薬/5/S 2/00199~00213/1989 |
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3) |
金澤 知博 他:臨床医薬/5/S 2/00255~00264/1989 |
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4) |
吉永 馨 他:臨床医薬/5/S002/00099~00115/1989 |
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5) |
尾前 照雄 他:臨牀と研究/64/10/03221~03236/1987 |
[管理番号:6620]
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[ 2024年8月 更新 ]