A.
過量投与時の症状と処置について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
13. 過量投与
13.1 症状
徐脈、完全房室ブロック、心不全、低血圧等があらわれることがある。
13.2 処置
透析によって除去されない。下記等の適切な処置を行うこと。
・徐脈、完全房室ブロック
アトロピン硫酸塩水和物、イソプレナリン等の投与や心臓ペーシングを適用すること。
・心不全、低血圧
強心剤、昇圧剤、輸液等の投与や補助循環を適用すること。
経口の過量投与の場合は、必要時応じて、胃洗浄、吸着剤、下剤により薬剤の除去を行ってください1)。
<参考>
・海外及び国内においてジルチアゼム製剤(経口投与)の過量投与の例が、数例報告されています2)-4)。
・血漿蛋白結合率:約60~75%(血漿中濃度約180~540ng/mL、ヒト、in vitro)5)
参考資料: |
2) |
Christensen C, et al.:Ugeskr. Læger/148/45/02929~02929/1986 |
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3) |
Rey JL, et al.:Presse Med./12/30/01873~01874/1983 |
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4) |
山口 修 他:ICU と CCU/10/00095~00098/1986 |
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5) |
塩酸ジルチアゼムの蛋白結合(社内資料) |
[管理番号:6580]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年8月 更新 ]