A.
ヘルベッサー錠30mg×3回/日に対して、ヘルベッサーRカプセル100mg×1回/日の用量が換算の目安となります。
健康成人6例に、ヘルベッサーRカプセル(100mg×1日/回)およびヘルベッサー錠(30mg×3回/日)をそれぞれ7日間連続投与したとき、ヘルベッサーRカプセルのヘルベッサー錠に対する7日目のAUC24の比は1.0となり、両製剤間のAUCに有意差は認められませんでした。また、7日目のCmaxにも有意差は認められませんでした[1]。(製剤、被験者、投与回を要因とする分散分析法)
また、本態性高血圧症[2]、狭心症[3-5]を対象とした臨床比較試験の結果、ヘルベッサーRカプセル1日1回投与とヘルベッサー錠1日3回投与の有用度に有意差は認められない[1,4,5]か、通常用量ではヘルベッサーRカプセルの方が「有用」と判定された症例が有意に多かった試験でも、増量後には両製剤間に有意差はみられませんでした[3]※。(Wilcoxonの順位和検定/Mann-Whitney検定)
※当該試験では、ヘルベッサーRカプセルおよびヘルベッサー錠をそれぞれ100mg/回および30mg/回(通常用量)で2週間投与した後、増量し、それぞれ200mg/回および60mg/回で2週間投与しました[3]。
| 参考資料: |
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甲斐沼 正 他:臨床と研究/64/12/4003~4013/1987 |
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尾前 照雄 他:臨床医薬/5/S2/00063~00080/1989 |
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[3] |
新谷 博一 他:臨床医薬/5/S2/00233~00254/1989 |
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神原 啓文 他:臨床医薬/5/S2/00199~00213/1989 |
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金澤 知博 他:循環器科/26/3/00327~00344/1989 |
[管理番号:6565]
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[ 2025年11月 更新 ]