Q.ヘルベッサー錠の製剤の特性は?
A.
本剤は、ワックスマトリックス構造を持つ1日3回投与の徐放性製剤(素錠)です1)。
有効成分であるジルチアゼムの吸収および代謝が速やかなことから、ヘルベッサー錠は、作用の持続化を計るとともに、血中濃度の変動を出来るだけ少なくして有効性、安全性を向上させることを主な目的として製剤化されました2)。
電子化された添付文書には、以下の記載があります。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤交付時の注意
14.1.2 かみ砕かず服用するよう指導すること。徐放性が損なわれるおそれがある。
また、粉砕しての投与は避けてください。
参考資料: |
1) |
橋田 充:改訂 図解 夢の薬剤DDS(1997年)p.16~22 |
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2) |
ジルチアゼム開発史編纂委員会:「ジルチアゼム」より (1987年)p.126~129 |
[管理番号:10853]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年8月 更新 ]
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