A.
腎機能障害患者への使用について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
本剤の代謝が抑制され、副作用が強くあらわれるおそれがある。
腎機能障害のある患者では排泄が低下し、薬物の蓄積が生じるおそれがあります[1]。
弊社にて腎機能障害患者・透析患者にゲーベンクリームを使用して薬物動態等を検討したデータはありません。
ご参考までに、ラットに対して110mAg-スルファジアジン銀クリームおよび35S-スルファジアジン銀クリームをそれぞれ単回経皮投与したときの主排泄経路は、110mAgは糞、35Sは尿でした。48時間の尿中への累積排泄率は、正常皮膚および熱傷皮膚に経皮投与した場合、110mAgはいずれも0.1%以下、35Sは5.0%および51.8%でした[2]。
参考資料: |
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インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 |
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[2] |
鈴木 晶子 他:薬理と治療/8/10/03657~03681/1980 |
[管理番号:11303]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年9月 更新 ]