A.
休薬後に服用を再開する時の投与量について規定はありません。
休薬期間が長期の場合や副作用発現などが懸念される場合には、40mgからの投与再開が推奨されます。
1日1回40mg投与による副作用発現のために休薬した患者については、1日1回20mgで再投与を開始することが可能です。
ただし、電子化された添付文書(電子添文)上、初回投与量を1日1回20mgとし、増量してはならない又は増量する際は40mgまでとしなければならない場合があることに留意してください1)。
【可能な限り投与を避け、やむを得ず投与する場合は1日1回20mgで開始し増量は行わない患者(電子添文 7.3項)】
・中程度以上のCYP2D6阻害剤と中程度以上のCYP3A阻害剤の両方を使用中の患者
・遺伝的にCYP2D6の活性が欠損していることが判明しており中程度以上のCYP3A阻害剤を使用中の患者
【1日1回20mgで開始し、増量する場合は1日1回40mgまでの患者(電子添文 7.2項)】
・遺伝的にCYP2D6の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)(中程度以上のCYP3A阻害剤を使用する場合は除く)
・中等度以上の肝機能障害患者(Child-Pugh分類クラス:B又はC)
・強いCYP2D6阻害剤(パロキセチン、キニジン等)を使用中の患者(中程度以上のCYP3A阻害剤も併用する場合は除く)
・強いCYP3A阻害剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン等)を使用中の患者(中程度以上のCYP2D6阻害剤も併用する場合は除く)
[管理番号:16675]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年4月 更新 ]