A.
効能又は効果について、電子化された添付文書（電子添文）には、以下の記載があります。
4. 効能又は効果
○下記におけるサイトメガロウイルス感染症
○後天性免疫不全症候群
○臓器移植（造血幹細胞移植も含む）
○悪性腫瘍
○［バリキサのみ］臓器移植（造血幹細胞移植を除く）におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制
○［バリキサドライシロップのみ］症候性先天性サイトメガロウイルス感染症
電子添文で基礎疾患が規定されている場合、該当の基礎疾患のないサイトメガロウイルス（CMV）感染症は、適応外です。
＜参考＞
現在、日本でCMV感染症対策に用いられる抗ウイルス薬には、ガンシクロビル（デノシン）、バルガンシクロビル（バリキサ）、ホスカルネット、レテルモビル、マリバビルがあります。これらの薬剤はいずれも、適応となるCMV感染の状況や背景疾患に制限があり、CMV感染症と診断されても適応を有する治療薬がない場合があります（各薬剤の適応症や使い方等については、それぞれの電子添文をご確認ください）。
後天性免疫不全症候群、臓器移植、悪性腫瘍以外のCMV感染症に対するデノシン・バリキサの有効性・安全性は確立されていません。
なお、保険については、各都道府県の審査支払機関によって見解が異なる可能性がありますので、各審査支払機関へ確認をお願いします。
［管理番号：16295］
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年12月 更新 ]
