Q.デノシンを注射用水以外の補液で溶解し調製してもよいですか?
A.
電子化された添付文書(電子添文)の記載通り、注射用水で溶解し、補液で希釈してください。
ご参考までに、注射用水と生理食塩水(生食)での溶解後の安定性を検討したデータがあります。
バイアル内にて溶解(50mg/mL)した後室温で保存した結果、注射用水では溶解後48時間、生理食塩液では溶解後24時間、純度及びpHの変化は認められませんでした1)。
電子添文には、以下の記載があります。
6. 用法及び用量
(注射液の調製法)
1バイアル(ガンシクロビル500mgを含有)を注射用水10mLに溶解し、投与量に相当する量を1バイアル当たり通常100mLの補液で希釈する。なお、希釈後の補液のガンシクロビル濃度は10mg/mLを超えないこと。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅳ.製剤に関する項目 7.調製法及び溶解後の安定性 |
[管理番号:10415]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年3月 更新 ]
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