Q.セレジストの作用機序は?
A.
脊髄小脳変性症患者では、脳脊髄液中のアミノ酸やカテコラミン代謝物の低下が認められることから、その原因及び進行機序としては神経系の機能低下が示唆されています。
セレジストは、中枢神経系に広く分布する甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)受容体に結合後、アセチルコリン、ドパミン、ノルアドレナリン及びセロトニン神経系を活性化させるとともに、脊髄反射増強作用、神経栄養因子様作用及び局所グルコース代謝促進作用も関与して、運動失調の改善あるいは運動失調からの回復を促進するものと考えられています1)。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅵ.薬効薬理に関する項目 2.薬理作用 |
[管理番号:9683]
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[ 2023年7月 更新 ]
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