A.
健康成人8例にセレジスト錠5mgを空腹時および食後に経口投与して食事の影響を検討したところ、空腹時投与に比べて食後投与のCmaxおよびAUC∞は、いずれも約25%低下しました(p<0.05、分散分析)。TmaxおよびMRT∞(平均滞留時間)については、空腹時投与および食後投与の間に有意な差はみられませんでした(p>0.05、分散分析)1)。
セレジストの承認用法は食後投与です。電子化された添付文書には以下の記載があります。
6.用法及び用量
通常、成人にはタルチレリン水和物として1回5mg、1日2回(朝、夕)食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
胃粘膜障害等の消化器系副作用のリスクを考慮して食後投与で治験を行い、承認されました。
参考資料: |
1) |
藤田 雅巳 他:臨床医薬/13/13/3359~3369/1997 |
[管理番号:6528]
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[ 2023年9月 更新 ]