A.
授乳婦への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁への移行が認められている。
【乳汁への移行性】1)
14C-タルチレリン水和物3mg/kgを分娩後14日の授乳期母ラットに経口投与したとき、投与後1時間における放射能濃度は、乳汁中で8.9ng eq./g、血液中で11.0ng eq./gでした。その後、乳汁中・血液中ともに濃度は減少しましたが、投与後3時間では乳汁が血液よりも高い放射能濃度を示し、投与後6時間以降は乳汁中濃度が血液中濃度の約2倍で推移しました。
授乳婦に投与したときの母乳への移行性や有効性・安全性について、弊社で検討した臨床データはありません。
参考資料: |
1) |
児玉 裕彦 他:薬物動態/12/5/00475~00482/1997 |
[管理番号:10956]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2023年9月 更新 ]