カナグルQ&A

Q.2型糖尿病に対する血糖コントロールの改善を目的とする場合の、腎機能障害患者へのカナグルの投与は?

A.
電子化された添付文書(電子添文)には、以下の記載があります。

5. 効能又は効果に関連する注意
〈2型糖尿病〉(抜粋)
5.2 高度腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の血糖低下作用が期待できないため、投与しないこと。
5.3 中等度腎機能障害患者では本剤の血糖低下作用が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断すること。

また、カナグルの投与により血清クレアチニンの上昇またはeGFRの低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査してください。腎機能障害患者においては経過を十分に観察して下さい1)
血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した場合は投与の中止を検討し、高度腎機能障害に至った場合は投与を中止してください1)

<参考>
カナグルの投与目的が2型糖尿病を合併する慢性腎臓病であれば、投与中にeGFRが30mL/min/1.73m2を下回った場合でも、必要と判断されれば投与を継続することが可能です1)
参考資料: 1) 電子化された添付文書

[管理番号:16751]

※電子添文はこちらよりご覧いただけます

このQ&Aは参考になりましたか?

[ 2024年9月 更新 ]

「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。

カナグルQ&A一覧へ

製品Q&Aへ

くすり相談センターお問い合わせ(受付時間 9時~17時30分 土日・祝日・弊社休日を除く) 0120-753-280 0120-753-280

ID・パスワードを
お忘れの方はこちら