A.
薬物動態について検討した臨床試験の結果は、以下の通りでした1)。
■腎機能障害を伴う2型糖尿病患者(日本人)
中等度腎機能障害を伴う2型糖尿病患者(eGFR:30~49mL/min/1.73m2)にカナグリフロジンとして100mgを単回経口投与したとき、カナグリフロジンのAUC0-∞は腎機能正常2型糖尿病患者と比較して約26%上昇しました。
■腎機能障害者(外国人)
腎機能障害者に、カナグリフロジンとして200mg※を単回経口投与したとき、軽度腎機能障害者(eGFR:60~89mL/min/1.73m2)、中等度腎機能障害者(30~59mL/min/1.73m2)及び高度腎機能障害者(15~29mL/min/1.73m2)のカナグリフロジンのCmaxは正常腎機能者と比較して、それぞれ約27%、約9%及び約10%低下しました。また、AUC0-∞は正常腎機能者と比較して、それぞれ約15%、約29%及び約53%高くなりました。
※カナグルの用法及び用量は、「通常、成人にはカナグリフロジンとして100mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。」です。
参考資料: |
1) |
腎機能障害者における薬物動態試験(社内資料) |
[管理番号:16749]
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[ 2024年9月 更新 ]