A.
肝機能障害患者への投与について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 高度肝機能障害患者
これらの患者(Child-Pugh分類で合計スコア9超)を対象とした臨床試験は実施していない。
軽度(Child-Pugh分類合計スコア 5~6)および中等度(Child-Pugh分類合計スコア7~9)の肝機能障害患者に関しては、カナグリフロジン300mg※を単回経口投与して薬物動態を検討した外国人データ(DIA1013試験)があります[1]。
カナグリフロジン300mg※を単回経口投与したとき、正常肝機能者、軽度肝機能障害者および中等度肝機能障害者(各n=8)におけるカナグリフロジンのCmax(ng/mL)はそれぞれ2844、3038および2810、AUC0-∞(ng·hr/mL)はそれぞれ24632、27162、26866でした(正常肝機能者のAUC0-∞のみn=7)[1]。
※カナグルの用法及び用量は、「通常、成人にはカナグリフロジンとして100mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。」です。
参考資料: |
[1] |
肝機能障害者における薬物動態試験(社内資料) |
[管理番号:10718]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年8月 更新 ]