A.
電子化された添付文書には、以下の記載があります。
8. 重要な基本的注意
8.3 尿路感染及び性器感染を起こし、腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症等の重篤な感染症に至ることがある。十分な観察を行うなど尿路感染及び性器感染の発症に注意し、発症した場合には適切な処置を行うとともに、状態に応じて休薬等を考慮すること。尿路感染及び性器感染の症状及びその対処方法について患者に説明すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.4 尿路感染、性器感染のある患者
症状を悪化させるおそれがある。
尿路感染、性器感染について、患者に以下をご説明ください。患者向け資材もご活用ください[1]。
・尿路感染症、性器感染症を疑わせる症状*があったら、恥ずかしがらずに速やかに医師に相談する。
・尿意を感じたら、排尿をがまんしないようにする。
・毎日入浴するなど、陰部を清潔にすることを心がける。
・女性はビデを必要以上に使用しない。
・感染症を放置すると、より重篤な感染症を引き起こす可能性がある。
*:感染症を疑わせる症状
尿路感染症(男女とも):排尿時の痛み、残尿感、発熱、寒気、背中やわき腹の痛み など
性器感染症(女性):性器およびその周辺のかゆみ、白いおりもの(粥状・ヨーグルト状・酒粕状)など
性器感染症(男性):性器の赤み、かゆみ、腫れ、湿疹、性器から悪臭のある排泄物、性器周辺の皮膚の痛み など
参考資料: |
[1] |
適正使用ガイド(3)特に注意が必要な副作用・臨床検査値異常 ③尿路感染症、性器感染症 |
[管理番号:10694]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2025年8月 更新 ]