Q.MRワクチン接種後の免疫の獲得時期は?
A.
臨床試験では、接種後6~8週後に抗体価を測定しています。
個人差はありますが、麻しんの場合、接種5~7日後にワクチンウイルスの増殖がピークとなり、接種10日後に細胞障害性T細胞(CTL)活性が検出されます1)。また、接種21~28日後に抗体価がピークに達します2)。風しんについても同様と考えられており、接種後4週で陽性率100%の報告があります3)。
キーワード:効果発現時期、抗体上昇時期、抗体産生時期、抗体陽転時期、抗体検査時期
参考資料: |
1) |
中山哲夫:日本内科学会雑誌/98/1/00159~00166/2009 |
|
2) |
Stanley Plotkin, et al.:Vaccines 6th Edition(2013)p.363 |
|
3) |
国立感染症研究所:風疹予防接種に関するガイドライン
https://www.niid.go.jp/niid/ja/vaccine-j/547-vaccine-j.html |
[管理番号:15028]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2023年11月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。