Q.妊婦へのDPTワクチンの接種は?
A.
妊婦への接種について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
不活化ワクチン、トキソイドの接種が胎児に影響を与えるとは考えられていないので、妊婦は「接種不適当者」の範囲には含められていません1)。有益性が危険性を上回ると判断された場合には接種が可能とされています2)。
ただし、妊娠初期は、自然流産の可能性も高い時期であるため、この時期での接種は避けた方がよいと考えられています1)。
参考資料: |
1) |
一般社団法人日本ワクチン産業協会:予防接種に関するQ&A集2023 p.60 Q16 |
|
2) |
日本産科婦人科学会:産婦人科診療ガイドライン 産科編 2023 p.56~58 CQ101 |
[管理番号:14759]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年1月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
製品の適正使用に関する参考情報であり、すべての事例にあてはまるものではございません。
そのため、本Q&Aの利用に伴って生じた結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。
その他のお問い合わせは、弊社くすり相談センターまたは担当MRにいただきますようお願いします。