百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオヘモフィルスb型混合ワクチン(ゴービック)Q&A

Q.ゴービック接種時に推奨される注射針は?

A.
〇一般的に国内で販売されている皮下接種用または筋肉内接種用のディスポーザブル注射針であれば、ご使用いただけます。微研会のシリンジ製品はルアーロック式です。

〇皮下接種用の注射針は太さ23~25G・長さ16mm(5/8インチ)が適切とされる、としている資料があります1)

〇筋肉内接種用の注射針に関しては、日本小児科学会の「小児に対するワクチンの筋肉内接種法について(改訂第2版)」において、接種年齢別の接種部位と標準的な針の太さ・長さが示されています(下表)2)
年齢 接種部位 標準的な針の
太さ
標準的な針の
長さ
新生児 大腿前外側部 25G 16mm
乳児(1歳未満) 大腿前外側部 25G 16~25mm
1~2歳 大腿前外側部 23~25G 25~32mm
三角筋中央部 23~25G 16~25mm
3歳以上 三角筋中央部 23~25G 16~25mm
※国内の乳児(生後2か月から6か月、n=154)の皮膚厚のデータでは、乳児の大腿前外側部において、皮膚から筋肉に到達し骨までの長さは、25mmより短い児がいること、また、皮膚から筋膜までの長さは、全例で16mm未満であることが報告された。したがって、この月齢における針の長さは、筋肉内接種の方法によって個々に検討されなくてはならない(皮膚を伸展して接種する場合には、16mmの針を使用するなど)。

注射針の詳細は、注射針の製造メーカーにお問い合わせ下さい。
参考資料: 1) 中野 貴司:まるわかりワクチンQ&A 3版(2021年) p.32~34
2) 日本小児科学会:小児に対するワクチンの筋肉内接種法について 改訂第2版(2022年1月改訂) https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=301

[管理番号:17154]

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[ 2024年3月 更新 ]

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