A.
高齢者への接種について、電子化された添付文書には、以下の記載があります。
9.8 高齢者
接種に当たっては、予診等を十分に行い、被接種者の健康状態を観察すること。一般に生理機能が低下している。
1997~2000年において老人福祉施設・病院に入所(院)している高齢者(65歳以上)を対象に、インフルエンザHAワクチンを1回接種し有効性を評価した研究報告があります1)。
有効性の正確な解析が可能であった98/99シーズンにおける結果から、発病阻止効果は34~55%、インフルエンザを契機とした死亡阻止効果は82%であり、インフルエンザHAワクチンは重症化を含め個人防衛に有効なワクチンと判断されました。[解析対象者:同意が得られたワクチン接種者1198人、非接種者(対照群)1044人]
3シーズンを通じてワクチン接種後に発現した主な副反応は、注射部位の発赤13.3%(449/3381例)、注射部位の腫脹4.5%(152/3381例)、注射部位の疼痛2.3%(78/3381例)、発熱0.8%(28/3381例)でした。
参考資料: |
1) |
厚生科学研究費補助金(新興・再興感染症研究事業)総合研究報告書(平成9~11年度) インフルエンザワクチンの効果に関する研究 |
[管理番号:15753]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年1月 更新 ]