A.
インフルエンザの罹患歴や予防接種歴により免疫環境が異なることから、個人差があると考えられます1)。
ご参考までに、2回接種した成績によると、2回目の接種の1~2週後に抗体が上昇しはじめて1か月後までにピークに達し、3~4か月後には徐々に低下傾向を示すとされています1)-3)。
13歳以上の方では1回の接種により抗体が上昇するため、1回接種が原則とされており4)、ワクチンの効果が期待できるのは接種後約2週間から5か月程度とされています5)。
インフルエンザの流行は例年12月から3月が中心であり、流行が予想される時期とワクチンの有効期間が一致するよう、10月から12月中旬までの間に接種を行うことが適当とされています5)。
参考資料: |
1) |
一般社団法人日本ワクチン産業協会:予防接種に関するQ&A集2018 p.253 Q12 |
|
2) |
武内 可尚:小児内科/32/10/01851~01854/2000 |
|
3) |
根路銘 国昭:小児内科/45/S000/00531~00534/2013 |
|
4) |
厚生労働省:令和5年度 インフルエンザQ&A Q20
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2023.html |
|
5) |
公益財団法人予防接種リサーチセンター:インフルエンザ・肺炎球菌感染症(B類疾病)予防接種ガイドライン 2023年度版 p.3 |
[管理番号:14656]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年1月 更新 ]