Q.抗がん剤治療中の患者にインフルエンザワクチンを接種できますか?
A.
接種不適当者とはされていませんが、がん薬物療法により免疫機能が低下している状態では、接種による効果が得られないおそれがあります。
インフルエンザワクチンにおいて免疫抑制剤は併用注意にあたります。また、使用する薬剤の併用注意等にインフルエンザワクチンとの相互作用が記載されている場合がありますので、当該薬剤の電子化された添付文書(電子添文)をご確認ください。
接種については患者の状態を考慮してご判断ください。
免疫抑制的な作用を持つ薬剤との相互作用について、電子添文には、以下の記載があります。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
・薬剤名等:免疫抑制剤等(シクロスポリン等)
・臨床症状・措置方法:本剤の効果が得られないおそれがある。
・機序・危険因子:免疫抑制的な作用を持つ製剤の投与を受けている者、特に長期あるいは大量投与を受けている者は免疫機能が低下していることがある。
[管理番号:14647]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2024年8月 更新 ]
「製品Q&A」は、医療関係者の皆様からよくご質問頂く事項をとりまとめたものです。
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