A.
腎機能障害患者への投与について、電子化された添付文書には以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重篤な腎障害のある患者
排泄に影響するおそれがある。
アンプラーグは腎排泄が認められることから、腎障害患者では血中濃度が上昇する可能性があります1)。
投与にあたっては、患者の状態を慎重に観察して下さい。
<参考>
健康成人6例にアンプラーグ錠100mgを単回経口投与した後、24時間までの尿中への合計排泄率は44.5%でした。尿中に未変化体は検出されませんでしたが、排泄された代謝物には、主要代謝物M-1が含まれていました2)。M-1は、未変化体の約10倍の活性を有します3)。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.慎重投与内容とその理由 |
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2) |
小松 貞子 他:薬物動態/6/3/00353~00375/1991 |
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3) |
原 啓人 他:薬理と治療/19/S000/00611~00618/1991 |
[管理番号:5323]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます
[ 2023年11月 更新 ]