A.
電子化された添付文書上、手術前の休薬に関する規定はありません。薬物動態および血小板凝集抑制作用に関する検討結果よりご判断ください。
■健康成人に対して食後にアンプラーグ錠100mgを単回経口投与したときの半減期は、サルポグレラート塩酸塩(未変化体)が0.69時間、主要代謝物M-1が2.65時間でした1)。主要代謝物M-1は、未変化体の約10倍の活性を有します2)。
■健康成人に対してアンプラーグ錠100mgを単回経口投与して経時的に血小板凝集能を測定した結果、血小板凝集抑制作用は可逆的で、4~6時間持続した後、12時間後には減弱していました1)。
■PK/PDモデルを用いて、サルポグレラート塩酸塩を1回100mg、1日3回繰り返し投与した場合の血小板凝集抑制率をシミュレーションしたところ、24~36時間で血小板凝集抑制作用が消失することが示されました3)。
参考資料: |
1) |
磯貝 行秀 他:臨床医薬/7/6/01227~01233/1991 |
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2) |
原 啓人 他:薬理と治療/19/S000/00611~00618/1991 |
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3) |
清水 孝子 他:薬学雑誌/119/11/00850~00860/1999 |
[管理番号:3862]
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[ 2023年11月 更新 ]