「臨床のあゆみ」は様々な疾患の病態解説やオピニオンリーダーのインタビューなど、最新の話題が掲載された総合情報誌です。
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(2024年 9月掲載)
抗精神病薬を初めとしたドパミンD2受容体遮断薬の長期服用によって生じる遅発性ジスキネジア(TD)。TDに対処するため抗精神病薬を減量ないし中止することもありますが、それによる原疾患の悪化が懸念されるなど、長らく治療が困難でした。しかし近年、本邦においても新しい治療法が登場しました。
本特集では、TD診療における考え方や、TD治療における患者/家族とのコミュニケーションのポイントについて紹介します。
臨床医のView Point 遅発性ジスキネジア編
(2024年 9月掲載)
アンケート調査を通じて、臨床現場のリアルを明らかにしていきます。
今回は遅発性ジスキネジア診療医に聞きました。
バックナンバー
(2024年 2月掲載)
近年、治療選択肢の増加などに伴い、糖尿病のある方の平均HbA1c値は低下傾向にあります。一方、日本糖尿病学会の定める合併症抑制を目的としたHbA1c7.0%未満を達成している患者さんの割合は約50%と、糖尿病マネジメントにはいまだ課題が残されています。
本特集では、糖尿病の治療目標である「糖尿病のない人と変わらない寿命とQOL」達成に向けて、2型糖尿病治療における早期治療介入の重要性や、臨床現場で多く寄せられる疑問について解説します。
(2023年 8月掲載)
関節リウマチの治療ではTreat to Target(治療目標を定めた診療)が提唱され、まず臨床的寛解を治療目標として厳密な治療管理が行われるようになりました。あわせて、患者さんが前向きに治療を続けていくためのプロセスとしてSDM(協働的意思決定)が注目されてきているなど、患者さん個々に抱えているさまざまな想いを考慮した治療が重要になってきています。
本特集では、治療目標達成に向けて治療を行っていく上での関節リウマチ診療における患者さんとのコミュニケーションについて解説します。
(2022年 12月掲載)
アレルギー性鼻炎はI 型アレルギー疾患であり、花粉やダニなど特異的抗原刺激に対してだけではなく、非特異的刺激(ヒスタミンやPM2.5等の浮遊状粒子物質など)に対しても過敏に反応する疾患である。
本特集では、鼻粘膜過敏性亢進のメカニズムに加え、特にこの花粉症の時期に関与する因子としてPM2.5、花粉飛散数、合併症に対する日常診療で感じる疑問と鼻炎にまつわる神経伝達メカニズムについて解説します。