第26号 2017年9月発行

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PDF 地域包括ケアシステム時代を見据えた薬薬連携モデルの構築(1218KB)

  • ひたちなか総合病院 薬務局 薬局長 関 利一 先生
  • ひたちなか総合病院 薬務局 薬局 主任 平井 利幸 先生
  • ひたちなか市薬剤師会 会長 樗木 昭 先生
  • 友愛薬局ひたちなか店 薬局長 砂押 直樹 先生
  • 友愛薬局ひたちなか店 薬局長代理 名越 ヴィリア 先生

~ひたちなか健康ITネットワークと院外処方における薬物治療管理プロトコール~
地域包括ケアシステムの構築が求められ、地域医療に貢献する薬剤師の取り組みが全国に広がっている。ひたちなか総合病院(茨城県ひたちなか市・302床)は、薬剤師会や地域の保険薬局との間で築いてきた信頼関係を基盤に、「ひたちなか健康ITネットワーク」の構築、院外処方における薬物治療管理プロトコールの導入など、新たな薬薬連携を実現している。薬剤師はこれらの仕組みをどう活用し、どのような役割を果たすべきなのか。病院、薬剤師会、保険薬局の協働による取り組みから今後の可能性を展望する。

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C-Pharmacy-1松下記念病院/守口市薬剤師会

PDF 地域包括ケアシステムに向けた薬薬連携への取り組み(742KB)

  • パナソニック健康保険組合 松下記念病院 副院長/薬剤部 部長 平田 敦宏 先生
  • 守口市薬剤師会 会長 カンポウ・クラフト彩雲堂薬局 増田 眞一 先生

~安心・安全、シームレスな医療の実現を目指して~
住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築への取り組みが全国各地で進められている中、松下記念病院(大阪府守口市・323床)では、地域医療支援病院としての役割を全うするべく、積極的に地域の医療・介護施設等との連携を推進している。中でも薬薬連携については次々と連携強化の方策が打ち出され、守口市薬剤師会との協働による成果を生み出している。安心・安全で質の高いシームレスな医療・介護を実現するために欠かせない重要なファクターである薬薬連携の先進的な取り組みについて、薬剤部部長の平田敦宏先生と守口市薬剤師会会長の増田眞一先生にお話を伺った。

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C-Pharmacy-2千葉大学医学部附属病院 薬剤部

PDF 薬物療法の個別最適化を目指す薬学的管理(736KB)

  • 教授/薬剤部長 石井 伊都子 先生
  • 調剤/注射室長 横山 威一郎 先生
  • 医薬品情報室長 新井 さやか 先生

~院外処方箋の臨床検査値表示とポリファーマシー対策~
近年、病院薬剤師の業務は、院内から地域へ広がりを見せている。中でも注目されるのが、院外処方箋への臨床検査値(以下、検査値)表示による医薬品の適正使用の推進と、高齢者における残薬やポリファーマシーの対策である。千葉大学医学部附属病院(千葉市・850床)薬剤部は、このいずれにも全国に先駆けて取り組み、その普及と成果の公開に力を入れている。

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C-Pharmacy-3社会医療法人社団 新都市医療研究会〔関越〕会 関越病院

PDF 関節リウマチのチーム医療における薬剤師の関与(757KB)

  • 院長 リウマチ学会 専門医/指導医 埼玉医科大学医学部 客員教授 埼玉県医師会 理事 田中 政彦 先生
  • 帝京大学薬学部 教授 日本リウマチ財団登録薬剤師 (前薬剤科長) 安野 伸浩 先生
  • 薬剤科 日本リウマチ財団登録薬剤師 関根 理恵 先生
  • 看護部 日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師 笠井 美智子 氏
  • 看護部 日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師 柴田 淳子 氏

~薬剤師の職能を生かしたリスクマネジメント~
関節リウマチは生物学的製剤の登場により治療の選択肢が増え、発症早期からの介入で寛解を目指すことも可能になった。一方で、副作用の発現や患者さんの経済的負担の増加などに従来以上の配慮が必要となり、多職種の連携による支援が欠かせない。関越病院(埼玉県鶴ヶ島市・229床)は、関節リウマチのチーム医療に薬剤師が積極的に関与し、リスクマネジメントに取り組んでいる。

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C-Pharmacy-4浜松薬剤師地域連携研究会

PDF 薬薬連携を基盤とした地域医療への貢献(771KB)

  • 総合病院聖隷浜松病院 薬剤部長 塩川 満 先生
  • 総合病院聖隷浜松病院 薬剤部 荒川 大輔 先生
  • 浜松医療センター 薬剤科 宮本 康敬 先生
  • 一般社団法人浜松市薬剤師会 理事 富田 治 先生

~お薬手帳シールの記載内容統一化による安全性と利便性の向上~
2025年に向けた医療制度改革が進む中で、患者さんが安心して薬物療法を継続できる地域連携システムの構築が不可欠であり、病院薬剤師と薬局薬剤師の連携のあり方が模索されている。静岡県浜松市では、2011年に8病院※の薬剤師と浜松市薬剤師会理事が中心となり、「浜松薬剤師地域連携研究会」を発足。お薬手帳シールの記載内容統一化をはじめ、緩和ケアの地域連携支援パス、プロトコールに基づく薬物治療管理(以下、PBPM)による疑義照会の簡略化など、地域全体の薬剤師業務標準化を目指した活動が実践されている。薬薬連携を基盤に地域医療への貢献を目指す同研究会の活動を紹介する。
※聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、浜松医科大学医学部附属病院、浜松医療センター、遠州病院、浜松労災病院、浜松赤十字病院、浜松オンコロジーセンター

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。

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