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ワクチン

小児と成人のキャッチアップ接種の必要性について

【ライブ配信】 2019年6月27日(木) 19:00 ~ 19:40(終了)

【オンデマンド配信】 2019年7月1日(月) 17:00 ~ 2019年8月2日(金) 24:00 (終了)

小児と成人のキャッチアップ接種の必要性について

【演者】

菅谷 明則先生 VPDを知って、子どもを守ろうの会 理事長/すがやこどもクリニック 院長
菅谷 明則 先生

 2019年は世界的に麻しんの報告数が増加している。世界保健機関は1月から3月までの報告数は昨年の同時期の3倍と発表している。
 日本同様に麻しんの排除が認定されている米国、オーストラリア、香港、マカオなどでも、海外での感染者を初発例として麻しんが増加し、特に成人で増加している。ワクチンがない時代やワクチンの接種率が低い時代は、ワクチンで防げる病気(Vaccine Preventable Diseases:VPD)は小児で流行していた。しかし、接種率が高くなると、未接種者は小児期には罹患せずに成人になってから罹患し、本人が重症化するだけでなく、ハイリスクの接種対象年齢前の児や妊婦への感染源となることが問題となっている。また、百日咳の全数把握開始後の報告数は、4回の定期接種を受けている小学生で最も多い。これはワクチン接種後の免疫の減弱原因で、追加接種が必要であることが日本でも明らかになった。小児、成人ともに麻しん、百日咳ワクチンだけではなく、必要なワクチンのキャッチアップ接種を行うことで、集団でのVPDの発生を減らすことが重要になっている。

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