Webセミナー

お忙しい先生方の診療にお役立ていただくためにWebセミナーを開催しております。ご自宅や病院、診療所などから、ご視聴いただけます。

#

ワクチン

全数把握から判ってきた、必要な風疹・百日咳対策

【ライブ配信】 2019年3月14日(木) 19:00 ~ 19:40(終了)

【オンデマンド配信】 2019年3月18日(月) 17:00 ~ 2019年4月26日(金) 24:00 (終了)

全数把握から判ってきた、必要な風疹・百日咳対策

【演者】

細矢 光亮先生 公立大学法人福島県立医科大学 医学部小児科学講座 主任教授
細矢 光亮 先生

 昨年の沖縄を発端とした麻疹のアウトブレイクは記憶に新しいが、その後も風疹が大流行するなど感染症の様々な課題が浮き彫りになってきた。
 風疹は、かつて5年毎に流行が起こると言われた疾患である。2008年から5年間実施された麻疹・風疹の定期接種により小児~20代前半の集団免疫率は格段に高まった。これと同時に、全数報告の対象疾患となり、近年の風疹流行状況が明らかになっている。2018年の流行は、過去にワクチン接種を受ける機会がなかった39歳~56歳の未罹患の男性が中心であることから、風疹流行の制御には、この世代の抗体保有率を確実に上昇させる施策が望まれる。
 一方、百日咳は、大人が罹っても典型的な症状は出ず軽症で済むが乳幼児が罹患すると重症化し、時には亡くなる事もある重篤な感染症である。従来小児の疾患と思われていたが、小児科定点報告にも関わらず青年・成人層の報告も多く集積されたことなどから、2018年1月1日から全数報告対象疾患となった。2018年1年間の報告数は、約12000例であり、これらの症例を解析して追加免疫の至適時期を検討する必要がある。

HOME の中の Webセミナー

ID・パスワードを
お忘れの方はこちら