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長期再発予防を通じた治療戦略、QOL向上を目指して

生物学的製剤によるNMOSD治療の進歩

【演者】

東北医科薬科大学 脳神経内科　教授
中島 一郎 先生

視神経脊髄炎スペクトラム障害（NMOSD）は、再発により不可逆的な神経障害をきたす自己免疫性疾患です。
従来の免疫抑制療法に加え、近年では標的分子に作用する生物学的製剤の導入により、治療選択肢が大きく広がりました。
本講演では、抗CD19抗体をはじめとした生物学的製剤の作用機序とエビデンスを概説し、実臨床における患者背景に応じた治療選択や、長期使用における安全性・有効性の観点から今後の課題と展望について考察します。