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タリオン

アレルギー性鼻炎の発症と長期予後

~疫学調査からわかること~

【ライブ配信】 2015年6月18日(木) 19:00 ~ 19:40(終了)

【再放送配信】 2015年6月18日(木) 21:00~, 22:00~

【オンデマンド配信】 2015年6月19日(金) 17:00 ~ 2015年6月26日(金) 24:00 (終了)

アレルギー性鼻炎の発症と長期予後

~疫学調査からわかること~

本田 耕平先生 秋田大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 准教授
本田 耕平 先生

小児のアレルギー性鼻炎、なかでもスギ花粉症は近年増加傾向にありますが、その実態は良く解っていません。スギ花粉症はダニなどによる通年性アレルギー性鼻炎と異なり、発症後は自然寛解がほとんどなく成人へ移行することから大きな社会問題となりつつあります。今までの検討から大気汚染、欧米の生活習慣(気密性の高い住居や食生活の変化)などが危険因子として報告されています。秋田県における学童を対象としたスギ花粉症の疫学調査では、スギ花粉抗原感作のリスク因子は、先行するダニへの感作、スギ花粉の飛散が多い内陸部に住んでいることであることが多変量解析で示されました。またアレルギー性鼻炎の長期予後を検討した結果、小児期に皮下免疫療法を行った群で薬物療法群に比較し成人期の中等度以上の割合が低く、免疫療法の長期効果が示されました。
本講演では、疫学調査を通して学童期のアレルギー性鼻炎感作、発症そして成人の自然寛解に影響する因子を検討することで、治療に携わる先生方はどのように介入すれば良いかについて考察を加えていきたいと思います。

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