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日常診療で出会う皮膚トラブル虎の巻on the Web

講演1　19:00 ～ 19:35　蕁麻疹診療のコツ

【座長】

奈良県立医科大学 皮膚科　教授
浅田 秀夫 先生

【演者】

広島大学大学院 医系科学研究科 皮膚科学　教授
田中 暁生 先生

蕁麻疹は皮膚科の日常診療でよく遭遇する疾患であるが、難治な症例も多い。また、必要な検査と治療は蕁麻疹の種類により異なるため、正しい病型診断と緊急性の判断が重要である。抗ヒスタミン薬は蕁麻疹治療の基本となる薬剤であるが、それでも痒みを制御するのが難しいことがある。本講演では蕁麻疹の診療で実践するべき基本的な手順を解説し、難治性の蕁麻疹に対する診療のヒントを紹介する。

講演2　19:35 ～ 20:10　病態に基づく帯状疱疹予防戦略

【座長】

広島大学大学院 医系科学研究科 皮膚科学　教授
田中 暁生 先生

【演者】

奈良県立医科大学 皮膚科　教授
浅田 秀夫 先生

帯状疱疹は代表的な痛みを伴う皮膚疾患で、水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化によって引き起こされる。抗ヘルペスウイルス薬が登場して以来、その治療成績は飛躍的に向上してきたものの、今日においても神経痛や合併症により長期にわたり苦しむ患者が少なくなく、ワクチンによる予防が重要である。本講演では、帯状疱疹の予防を考える上で、その基礎となる帯状疱疹と免疫との関係について大規模疫学研究から得られた知見を交えて解説するとともに、帯状疱疹予防ワクチンの使用上の注意点についても述べる。