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花粉症

秋からの花粉症とその対策

【ライブ配信】 2023年9月20日(水) 19:00 ~ 20:00(終了)

秋からの花粉症とその対策

【演者】

櫻井 大樹先生 山梨大学大学院総合研究部医学域 耳鼻咽喉科・頭頸部外科講座 教授
櫻井 大樹 先生

2019年に行われたアレルギー性鼻炎有病率の全国調査から、スギ花粉症の増加とともに、スギ以外の花粉症の増加も示されている。花粉症を引き起こす原因植物は国内で50種類以上も報告されている。スギ・ヒノキ以外の代表的な原因抗原として、イネ科、ブタクサ、ヨモギ、ハンノキ、シラカンバなどが知られる。特に、秋にはイネ科、ブタクサ、ヨモギなどの草花粉が飛散し秋の花粉症の原因となる。スギ花粉の飛散数測定は全国的に行われており情報も多いが、その他の花粉についての情報は限られており実態は把握しにくい。イネ科やブタクサの感作率は全国的に高いことが報告されており、全国調査や地域の調査からも、秋も含めスギ・ヒノキの時期以外の時期に花粉症症状を有する患者は多いことが報告されている。花粉への多重感作があると、花粉症症状の増悪や遷延化する可能性がある。一方で、様々な花粉が重複する時期には実際に症状を誘発している原因抗原の特定は容易ではない。
今回、秋の花粉を中心に、スギ・ヒノキ以外の花粉症にも注目し、その特徴や対応、現状の課題についてお話ししたい。

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