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コロナ感染蔓延後のアレルギー性鼻炎

-最新臨床と治療戦略-

【演者】

京都第二赤十字病院　副院長・耳鼻咽喉科部長
出島 健司 先生

コロナ感染蔓延がアレルギー性鼻炎治療の実地臨床に与えた影響は少なくない。多くの国民がマスクを着用し、抗原回避につながっている。薬局には多くのスイッチOTC薬が店頭に並び、一般用医薬品第2類ならネット購入も可能である。換気が重要とされ、屋内や自動車運転中に花粉抗原にさらされる危険性もある。治療法が免疫治療など多様化する中で、薬物療法ではWithコロナの状況下、効果の高い花粉症薬物治療を目指すべきと考える。患者個々の薬剤に対する主副反応を配慮した、用量などにも柔軟性のある治療選択は有用であり、治療満足度の向上につながる。