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関節リウマチにおける分子病態と治療戦略

【座長】

産業医科大学医学部第１内科学講座　教授
田中 良哉 先生

【演者】

慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科　教授
竹内 勤 先生

　近年、クレンペラーが提唱した病理組織像による疾患の層別化、リウマチ症状などの臨床症状による層別化、さらには自己抗体による疾患層別化から、治療標的分子で明らかとなった病態関連分子を考慮した新しい考え方として「Immune-Mediated Inflammatory Disease：IMID」免疫・炎症疾患という名称が用いられる様になってきた。標的治療を考えるとより臨床に直結した疾患概念として免疫・炎症疾患という名称が用いられている。免疫・炎症疾患の分子病態と標的分子治療、それらを用いた治療戦略、今後の展望について議論したい。