Webセミナー

MSとNMOの鑑別ポイント

【演者】

福島県立医科大学　多発性硬化症治療学講座　教授
藤原 一男 先生

多発性硬化症（multiple sclerosis: MS）は、治療が遅れると長期予後や生命予後にも影響があることが近年わかってきて、早期診断・早期治療が重要と言われています。しかし、MSには特異的診断マーカーがないため、他の疾患との鑑別が大変重要となります。特に発症早期ほど難しく、専門医であっても鑑別に苦慮するケースは少なからず存在します。
今回のセミナーでは、その鑑別の中で最も多く遭遇する視神経脊髄炎（neuromyelitis optica: NMO）との鑑別ポイントについて、長年多くのMS患者を診療され、MS/NMO研究の世界的権威である福島県立医科大学の藤原一男先生に、実際の症例をご提示いただきながら解説していただきます。またその中で最近発表されたNMOの新しい診断基準についてもご解説いただきます。