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糖尿病

SGLT2阻害薬の糖尿病治療における意義

~心血管・腎イベント抑制を考慮して~

【ライブ配信】 2019年5月20日(月) 19:00 ~ 19:40(終了)

SGLT2阻害薬の糖尿病治療における意義

~心血管・腎イベント抑制を考慮して~

【演者】

桑原 宏一郎先生 信州大学医学部 循環器内科学教室 教授
桑原 宏一郎 先生

糖尿病は様々な大小血管障害を引き起こし、患者のQOLや生命予後を悪化させる病態であり、糖尿病マネージメントにおける主要な目標は心血管病などをはじめとする合併症の発症抑制にある。比較的最近まで2型糖尿病において、血糖、血圧、LDLコレステロールの包括的なコントロールによる心血管イベント抑制、死亡抑制効果は知られていたが、従来の血糖降下薬による厳格な血糖降下療法の心血管イベントおよび死亡抑制のエビデンスは十分とは言い難かった。そのような状況の中で、近年、SGLT2阻害薬が2型糖尿病患者の心不全入院、心血管死を有意に抑制するエビデンスが報告された。加えて、複数の大規模臨床試験のサブ解析の結果から、SGLT2阻害薬が2型糖尿病患者において腎イベントを抑制する可能性も明らかとなってきた。最近では腎臓病を伴う2型糖尿病に対して腎アウトカムを主要評価項目としたカナグリフロジンのCREDENCE試験に大きな注目が集まっている。本講演では循環器専門医の視点から、SGLT2阻害薬の糖尿病治療における意義について概説したい。

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