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糖尿病
糖尿病性腎症UpToDate
~ビッグデータを活用した日野方式・微量アルブミン尿検診をふまえて~
【ライブ配信】 2019年2月4日(月) 19:00 ~ 19:40(終了)
糖尿病性腎症UpToDate
~ビッグデータを活用した日野方式・微量アルブミン尿検診をふまえて~
【座長】
埼玉医科大学 腎臓内科 教授
岡田 浩一 先生
【演者】
佐野厚生総合病院 院長・透析センター長
村上 円人 先生
近年、腎臓病を伴う2型糖尿病に対するSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬などの有用性が報告され、新しい時代を迎えた。そのような中、地域で微量アルブミン尿検診を行い早期に診断および介入することで、将来の透析導入患者を減少できるのではと考え、本検診を発案した。
講演では、1)糖尿病性腎臓病(DKD)の考え方、2)DKD治療薬の最近の話題と臨床データの提示、3)日野市で始まった本検診の特徴と結果をご紹介する。
2017年度はeGFRの同時検査を施行した1,156人のうち、31.3%が微量アルブミン尿陽性であった。顕性アルブミン尿を伴わない腎障害進行例は、eGFR60mL/分/1.73m²未満は受診者1,156人中の43.9%に認められた。この結果は、本検診が非典型的な糖尿病関連腎疾患のスクリーニングにもすぐれていることを示しており、DKD重症化予防の“道しるべ”となることが期待される。