Webセミナー

SGLT2阻害薬の有効性と安全性　SGLT2阻害薬への期待と注意点

【演者】

横浜市立大学大学院医学研究科 分子内分泌・糖尿病内科学　教授
寺内 康夫 先生

新たな経口糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬が、わが国においても本年4月より臨床使用が可能となった。SGLT2阻害薬は、過剰なグルコースを尿中に排泄させるといった、既存の糖尿病治療薬にはない新しい作用機序で、血糖低下作用に加え、体重減少作用も認められることから注目されている。その一方で、SGLT2阻害薬は海外でも上市されたばかりであり、副作用などについては必ずしも明らかではない。
また、わが国においては発売から約1ヶ月後に、SGLT2阻害薬の適正使用を呼びかけるRecommendationが日本糖尿病学会「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」より公表され、その使用には一層の注意が必要である。本講演ではSGLT2阻害薬への期待と注意点について、国内外の知見から考察したい。