カナグルQ&A

Q.2型糖尿病を合併する慢性腎臓病にカナグルを投与する場合、ACE阻害薬又はARBとの併用が必要ですか? † 2型糖尿病を合併する慢性腎臓病 ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。

A.
カナグルの電子化された添付文書(電子添文)に、ACE阻害薬又はARBとの併用の要否に関する制限はありません。

2型糖尿病を合併する慢性腎臓病を対象とした第Ⅲ相試験(CREDENCE試験及びTA-7284-14試験)では、ACE阻害薬又はARBを服用している患者を対象としています1)
「2型糖尿病を合併する慢性腎臓病 ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。」の効能又は効果への投与にあたっては、電子添文「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(原疾患、併用薬、腎機能等)を十分に理解した上で、慢性腎臓病に対するガイドラインにおける診断基準や重症度分類等を参考に、適応患者を選択してください。(電子添文 5.効能又は効果に関連する注意)

参考ですが、SGLT2阻害薬と、ACE阻害薬又はARBとの併用については、これらの薬剤との併用の有無に限らず効果を示している点、また作用機序の違いから作用が補完的であると考えられるとの報告があります2)
参考資料: 1) 電子化された添付文書 17.臨床成績
2) LANCET DIABETES ENDOCRINOL/6/9/00691~00704/2018

[管理番号:16738]

※電子添文はこちらよりご覧いただけます

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