A.
電子化された添付文書の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の項に、「高度肝機能障害患者:これらの患者(Child-Pugh分類で合計スコア9超)を対象とした臨床試験は実施していない。」と記載されています。
高度肝機能障害を有する患者では使用経験がなく、有効性および安全性が確立していません1)。
軽度(Child-Pugh分類で合計スコア 5~6)および中等度(Child-Pugh分類で合計スコア7~9)の肝機能障害患者に関しては、カナグリフロジン300mg※を単回経口投与して薬物動態を検討した外国人データがあります(DIA1013試験)。
軽度肝機能障害者(8例)および中等度肝機能障害者(8例)のカナグリフロジンのCmaxは、正常肝機能者(8例)と比較して、それぞれ約7%の上昇と約4%の低下が認められました。また、AUC0-∞は正常肝機能者(7例)と比較して、それぞれ約10%および約11%高くなりました1,2)。
※カナグルの添付文書の用法・用量は、「通常、成人にはカナグリフロジンとして100mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。」です。
参考資料: |
1) |
インタビューフォーム/Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目/6.特定の背景を有する患者に関する注意 |
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2) |
社内資料/肝機能障害者における薬物動態試験/2014年6月作成 |
[管理番号:10718]
※電子添文はこちらよりご覧いただけます